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★デイリーインタビュー
長谷川明子「Sunrise!」インタビュー
ニューシングル「Sunrise!」2010年7月7日発売!!

長谷川明子、待望の2ndシングルは、ブックレットも含め、彼女の魅力が全開。「Sunrise!」は、PCゲーム『白銀のカルと蒼空の女王』EDテーマで、疾走感と切なさが見事にブレンドされたナンバー。彼女が大好きだという80年代アイドルをオマージュした、「2100年の東京タワー」「Stay Tuned!」も聴き逃せない。ということでレコーディング直前の彼女を直撃しました!


“実力派の人気声優になる!”って(笑)。

――2ndシングルのリリースが決定! 待ちきれずにレコーディング前にお邪魔しちゃいました(笑)。

長谷川 (1stシングルの)「LEVEL∞」のときはいっぱいいっぱいで必死感が出てたと思うんです。今回はいい意味で余裕を持って取り組めるんじゃないかと(笑)。楽曲もそうですけど、ブックレットの内容も企画の段階から入らせていただいて、とっても楽しんで進めさせてもらってます。

――楽曲も、カップリングを含めて個性を感じさせるものになりそうですよね。

長谷川 いちばん最初にデモテープをいただいたのが「2100年の東京タワー」なんです。めちゃくちゃかわいくて、何回も聴いちゃいました。

――“理科室”“フラスコ”が出てくる、あの「時をかける少女」のオマージュしたような歌詞もいいですよね。

長谷川 不思議な感じ、引き込まれる感を表現できたらいいなと思っていて。それと女の子の淡い恋心を出したいなって。イメージとしては“聖子ちゃん”。かわいらしく歌いたいですね。

――逆に「Stay Tuned!」は、アダルティでムーディな世界観。

長谷川 これも作家さんと前段階で打ち合わせをさせていただいて、中森明菜さんや山口百恵さんといった、かっこいいオトナの女性の雰囲気で歌えたらなと思ってお願いしたんです。私の、この声でどうなるのか……楽しみだし(笑)、がんばります!

――表題曲「Sunrise!」は、長谷川さんのヴォーカルの幅を活かせるメロディ展開ですよね。

長谷川 挑戦ですね(笑)。私は高音を張り上げて出すのが好きなんですけど、低いところも含めて、私の引き出しを全部開けて、すべてを使わないと歌えない気がしてます。リズミカルながらも幅のある音域、そして、かわいさ、美しさ、強さ、それぞれを見せることができたらいいかなって。

――PCゲーム『白銀のカルと蒼空の女王』EDテーマでもありますね。

長谷川 ゲームクリエーターの方が「EDテーマは、悲しいものではなく、明るく前向きなものでお願いします」っておっしゃっていたというのを聞いて…。疾走感もありつつ、どこかせつさもある感じが、それにぴったりだなって思いますね。

――「Sunrise!」というタイトルも、今井(麻美)さんが歌っている、このゲームのOPテーマ「Horizon」と呼応してる感じもあって。

長谷川 地平線(「Horizon」)から太陽が昇る(「Sunrise!」)という意味も込められていて。麻美さんとは、ほんといろんな場でお会いするんですよね。

――一緒にシンセサイザー(ユニット・DG-10)にもなってましたからね。

長谷川 さっきも麻美さんのラジオに乱入して、お誕生日をお祝いするついでに「Sunrise!」をPRしたりとか。プライベートでもいろんなことをお話しさせていただいている、頼りにしている先輩なので、こうして一緒にひとつの作品に関わらせていただくことができてうれしいです。

――前回の伊藤賢治さんもそうですが、長谷川さんの周りには一筋縄ではいかない作家さんたち(ベイシスケイプ、宇宙ヤング、ELEKTEL)が、今回も楽曲提供をしてくれていて。

長谷川 光栄です!  みなさん、私のわがままを広い心で許してくださって、胸をお借りしてというか……、作家さんにもファンの方がいるし、だから私は歌を一生懸命がんばろう♥って(笑)。

――“アイドルの夏の1週間”というコンセプトのブックレットもおもしろいですね。

長谷川 私、7~80年代のアイドルが大好きなんですよ。曲もその時代を意識しているですけど、衣装もピンクレディ風など全部で7パターン撮りました。

――で、なぜおにぎりではなくスルメを食べている写真が?

長谷川 オチですね(笑)。マイスルメを持参しました。これは素の長谷川です。生活感を出したかったんです。もちろんおにぎりも登場しますよ。私から見るといったって自然体なんですけど、どう見られるんでしょうね。

――OKです(笑)。ヴィジュアルもそうですが、まさに待望のシングルという感じです。

長谷川 待望なのにスルメとか出しちゃっていいのかしら(笑)。でも、このCDをスルメのように、よく噛んでじわじわと楽しんでいただけたらと思います。

――発売日が七夕というのもロマンティックで。

長谷川 七夕というと思い出すことがあって。養成所に入る前ですかね、笹の葉がなくて紙に願い事を書いて部屋に貼ったことがあったんです。

――なんて?

長谷川 確か“実力派の人気声優になる!”って(笑)。いま思うとめちゃくちゃ恥ずかしいです。夢に燃えていた時期を思い出しますね

――今も熱く燃えさかっている感じもしますが(笑)。今後、どんなアーティスト像を思い描いていますか?

長谷川 私、がんばってかっこつけても「服にはタグがついたままですよ」みたいな、そういうツメの甘さがあるんです。それもひっくるめて私だと思うので、等身大のまま、気負わずにやっていけたらなって(笑)。

発売元:5pb.
販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

Text/幡野 敬
2010/07/28 16:00:00