【米ワシントン27日=与那嶺路代本紙特派員】グレグソン国防次官補は27日の下院軍事委員会の公聴会で、在日米軍駐留費の日本側負担(思いやり予算)について、「削減すれば友好国や敵国に対し日本が自国防衛に真剣でないとのメッセージを送る」などとして、むしろ増額すべきだと主張した。
来年3月に切れる思いやり予算の特別協定で、日米両政府は今月から改定交渉に入っている。グレグソン氏は、厳しい財政事情から減額する方針の日本の態度にくぎを刺した。
キャンベル国務次官補は日本の首相がほぼ1年ごとに変わる状況について「首相や閣僚が急速に変わると、信頼関係や自信を構築するのがとても難しくなる」と苦言を呈した。(琉球新報)
2010年7月29日