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2010年7月28日(水) 19:35 |
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高速道路無料化社会実験から一ヶ月
高速道路無料化の社会実験が始まって28日で一ヶ月が経ちました。 岡山県では岡山自動車道が対象となっています。 通行量は増加し、利用者の意見は概ね好評だった半面、観光施設では盛り上がりに温度差が出ました。
無料区間は、岡山自動車道の岡山〜北房ジャンクション間の約44キロです。 これにより岡山道の岡山総社、賀陽、有漢の3つのインターチェンジの間なら無料で乗り降りできます。 NEXCO西日本によりますと、実験開始後の通行量は開始前に比べて約5割増えたということです。 通行量の増加により、岡山道で唯一の高梁サービスエリアの売り上げは、前年の同じ時期に比べて1割程度伸びたと話します。 一方、こちらは無料区間の北側の最終IC有漢インターでは、実験開始直後には利用者が素通りし観光面で不安の声も聞かれましたが、インターに近いうかん常山公園の利用者は以前より1割増えたといいます。 一方、ため息をつく観光施設もあります。 岡山県北湯原温泉です。組合では、無料化に伴い宿泊券などがあたるキャンペーンを実施しました。 しかし、日帰りの客が大半で宿泊客は予想を下回っているといいます。 無料化による大きな問題は渋滞です。 特にトラックやバスなどの輸送業社にとって到着の遅れは致命的です。 無料化により車の流れに変化は出ています。 しかし、効果についての見極めにはしばらく時間がかかりそうです。
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