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最新号:2010年7月29日号

8月3日から5日まで宮崎市で開かれる全国高等学校総合文化祭「小倉百人一首かるた」競技に出場する 高橋 あずささん 県立横浜平沼校2年

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2010年7月29日号

「100分の1秒でも速く」

 ○…“文化部のインターハイ”と呼ばれる総文祭。その「小倉百人一首かるた」競技に神奈川県代表として出場する。競技は団体戦で県内各高校から8人がチームを組む。「全国の強い人たちに胸を借りる気持ちで」。まっすぐな視線で強者と対戦する日を待ちわびている。

 ○…小倉百人一首を知ったのは中学1年の頃。国語の授業でルールが易しい「源平戦」を体験し、競技としてのかるたの魅力に取りつかれる。高校も「かるた部がある高校で自分が通える高校」を条件に選んだ。念願叶い、現在は2年生ながら部長として6人の部員をまとめる。一方、西地区センターなどで行われている地域のかるた会にも参加。一般に混じって腕を磨き、ランクもC級からB級に上がった。「思い描いていた競技かるた中心の生活。毎日が本当に楽しい」と笑顔で話す。

 ○…競技かるたの醍醐味はスピード感。「どうやったら相手より先に札をとれるかを常に考えている」。フォームや技術、そして集中力で勝敗が決する。読み手が読み上げる上の句を「頭を空にして、死ぬほど耳をすます」。その静寂と、「コンマ数秒早く指先に札が触れた瞬間」に至福を感じる。試合運びによって、「攻めかるた」「守りかるた」があり、自身は「攻めかるた」を得意としている。「実力差があっても勝つチャンスがあるのが競技かるたの魅力。もっと強くなるために、試合の最後まで切れない集中力がほしい」。

 ○…得意な科目は英語。小説「ハリーポッター」シリーズに憧れて、「将来は翻訳の仕事がしたい」と目を輝かせる。お気に入りのアーティストは「アクアタイムズ」。好きな俳優は「水嶋ヒロ」と答える今どきの女子高生。もちろん、競技かるた漫画「ちはやふる」も愛読している。「勉強も大事だけれど、今はかるた。100分の1秒でも速くなりたい」。青春を競技かるたにかける夏もある。

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