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環境と共生可能な社会を 宮城大教授ら「ガイアプロジェクト」
 | 上映会の打ち合わせをする風見教授(右端)らプロジェクトのメンバー=仙台市青葉区の市市民活動サポートセンター |
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持続可能な社会の実現に向け、情報発信とネットワーク作りを行うプロジェクト「ガイアプロジェクト」を、宮城大の大学教授や学生らが発足させた。活動の第1弾として、映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第3番」の上映会を31日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開く。
プロジェクトには、代表の風見正三宮城大事業構想学部教授(地域計画)を中心に、宮城大生や市民グループのメンバーら約10人が参加。セミナーやアートイベントなどを通じて情報を発信し、ほかの環境関係の団体などと連携を深めていく。 ガイアはギリシャ神話の大地の女神の名で、地球を一つの大きな生命体とみなす学説を「ガイア理論」と呼ぶ。 地球交響曲はインタビューなどを通し、地球の未来や人間の可能性を考える龍村仁監督のドキュメンタリーシリーズ。第3番は、写真家星野道夫、宇宙物理学者フリーマン・ダイソンらが出演している。 「地球とともに生きる素晴らしさを教えてくれる映画」と風見教授。建設会社に勤務していた時に映画を見て、地球環境に貢献する生き方を志し、学問の世界に転じるきっかけになったという。 プロジェクトは最終的に、住民が自給自足的な暮らしを送る「エコビレッジ」の構築を目指す。風見教授は「仙台は農的な暮らしと文化的な暮らしを同時に実現することが可能な街。『地球に生かされている』という感覚を取り戻し、ライフスタイルを変えていく手伝いをしたい」と語る。 上映後には、地球環境や精神世界に関する著作が多い作家の星川淳さんと風見教授が「ガイアへの道 はるかなる旅の途上」と題して対談する。 午後0時半開演。2300円(当日2500円)。連絡先はメールgaiaproject7@gmail.com
2010年07月27日火曜日
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