2010年 07月 28日
「祭りを創る」ということ 愛媛県宇和島市の「ガイヤ祭り」に参加して、色んな事を考えてしまった。
70チーム以上が参加したこの祭り。 踊り祭りであるはずが・・・パレードとかは全く踊りじゃないチームもいっぱい。 仮装行列か・・・おふざけか・・・自分たちのコスチュームを見せたいだけなのかというチームもいっぱいなんです。(決して批判的な意味ではないです。あとでわかりますが・・・) それに800m以上の商店街パレード・・・かかる曲は「ガイヤ、ガイヤ」ばっかり。どのチームもその曲で振り付けが違うだけ・・・ それなのに沿道には黒山の人だかり。 パレードゴール地点ではゴールしたチーム全員による「ガイヤ、ガイヤ」と総踊り・・・ていうか踊ってない(汗)ノッてるだけ・・・騒いでるだけ・・・のチームもいっぱい。 全く観客無視・・・・ なのに!お客さんが帰らない・・・むしろ笑顔で見ている・・・・ なんなんだ!この祭りは!!! たぶん、他の地域では絶対に盛り上がらないこの祭り。 でも以上に盛り上がる・・・・ なんなんだ、この祭り!!? 全国の色んな祭りやイベントをプロデュースしてきたけれど、当たり前なことなのに忘れていた事にはっと気がついた。 『その地域の人、その祭りを待っている人がその祭りの『何』を待っているのかを私は忘れていた気がする。』 ~祭りは、そこまでの日常のパワーが、その『祭り』という非日常空間をよりパワフルに創り上げ、その『祭り』がそのあと訪れる日常を支えていく~ この持論は決して間違ってはいないだろう。 とするならば、この宇和島のガイヤ祭りとは何だったのだろうか? 経済が冷え込む四国、その中でも過疎にある宇和島。 こんなブログを発見した。 「ガイヤ祭りに行ってきた。久しぶりに故郷に帰ってこの宇和島にもこんなに元気な若者が、それもこんなにいっぱいいるんだとわかって本当に嬉しかった。まだまだ我がふるさと宇和島もすてたもんじゃない、そう思った。」 乱暴な言い方かもしれないが観客は「宇和島ガイヤ祭り」の踊りを見ているんじゃない、元気な若者を見ている、そしてその向こうにある宇和島の未来への希望を見ているんじゃないのだろうか、そう思った。 イベントプロデュース・・・ その街が、そこにいきづく人が何を見つめ、何を見たいと思っているのか、その事をベースに考えて行かなければならない・・・ 当たり前の事だが、ふと忘れてしまう大事な事を思い出させてくれた、わたしにとってはそういう意味でも最高の祭りだった・・・そう思った。
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今村組創始者・現最高顧問「イーサン」こと「今村克彦」戦いの日々
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