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【芸能・社会】

とけないソフトクリーム! その秘密は?海外も注目

2010年7月29日 06時54分

 見た目は普通のソフトクリーム。だけど何分たってもクリームは垂れない。金沢市の日本海藻食品研究所の会長白石良蔵さん(64)が開発した“とけない”ソフトクリームが注目を集め、米国や韓国などからも問い合わせが相次いでいる。

 このソフトクリームは常温で約40分経過しても垂れることはないが、食感はババロアのように変化する。

 その秘密は豆腐の製造過程で出る「おから」で作った特製ペースト。おからと米粉、牛乳を混ぜることで化学反応が起こり、形が崩れにくくなるという。

 白石さんがおからに注目したのは約17年前。当時住んでいた福岡市で釣りをしていた際、海辺に大量のおからが捨てられていたのを見て「もったいないなぁ」と思った。

 独学で利用方法を研究。すりこぎで擦り、水にさらす製法を編み出した。金沢大の教授の協力も得て、約12年前におからペーストを完成させた。

 ソフトクリームは金沢市と長野市にある研究所のアンテナショップのほか、全国約20の契約店などで販売。店ごとに価格は若干異なるが、プレーンで1個280円という。

(共同)
 

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