ビクトリア・シールズ戦で投球する、チコ・アウトローズの吉田えり投手=カナダ・ビクトリア(共同)
【ビクトリア(カナダ)共同】野球の米独立リーグ、チコ・アウトローズの吉田えり投手が27日、カナダのビクトリアでのビクトリア・シールズ戦で6度目の先発登板をし、2回1/3を8失点で3敗目を喫した。
一回は三者凡退。二回に4者連続四球で1点を献上すると続く打者に満塁本塁打を浴びた。さらに4四死球を与え、この回だけで6失点。三回も制球が定まらず、降板した。許した安打は本塁打の1本だけながら10四死球の大乱調だった。
地元紙の一面で紹介されたこともあり、シールズ球団新記録の4753人の観衆を集めた。敵地ながら吉田人気に沸き、日本人の姿も目立ったが、吉田は「期待に応えられず悔しい」と話した。
(2010年7月28日)