「オレとは違って、桑田の場合は医者の言うことを聞くだろうから大丈夫だよ」。本紙の取材に千春は、持ち前のざっくばらんな表現で励ましの言葉を寄せた。
誕生日が2カ月違いで同学年。サザンのデビュー曲「勝手にシンドバッド」と千春の初ヒット曲「季節の中で」は同じ1978年に発売。私生活でも親しい間柄だけに、千春は「同じ世代だし、他人事じゃないよな」とつぶやいた。
ツアー中の08年に不安定狭心症で倒れ、7公演をキャンセルした経験を持つだけに、ライブを中止せざるを得ない無念さは肌身で感じている。千春は手術から2カ月後にステージ復帰を果した。だからこそ、「1日も早く元気になって、ステージに帰ってきてもらいたい」と力を込めた。
泉谷はブログで「おどかすなよクワタぁ!」とこちらも泉谷流コメント。10年前の正月に福山雅治(41)らと桑田家に遊びに行ったエピソードを紹介しつつ、「初期の食道がんなら絶対に完治するらしいから、皆の為にも云うコト聞いてさぁ〜いつもの調子で戻って来てくれよ!」「ゆっくり早く治せ!」と呼びかけた。
07年に乳がんを克服した歌手、アグネス・チャン(54)も「早期でがんを発見されたようで、きっとすぐに元気になるでしょう」とブログに綴った。自身の経験から「治療は体に負担をかける。気持ちを強く、前向きに持つことが大事」とアドバイスし、「祈っています。きっと、大丈夫。がんばれ〜〜〜」と激励した。
衝撃ニュースは海外にも届いた。大リーグ・エンゼルスの松井秀喜外野手(36)は「知らなかったよ!」とビックリ。試合に勝った日にはクラブハウス内に「勝手にシンドバッド」「マンピーのG★SPOT」が流されるほどのサザン好き。「早くよくなってほしい。今はそれしか言えません」と気遣った。
仲間たちの激励の声は、桑田にとって大きな力となるはずだ。