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辻元清美氏離党「私の姿勢と少し違う」社民党に“絶縁宣言”

記者会見で社民党離脱を正式表明する辻元清美氏

 社民党の辻元清美前国交副大臣(50)=衆院大阪10区=が27日、大阪市内で記者会見し、「離党届を提出した。今後は無所属議員として活動する」と離党を正式表明した。将来的には民主党入りが有力視されるが、この日は「政界は非常に流動的になる可能性もある。今申し上げるのは難しい」と明言を避けた。

 辻元氏には将来の党首候補との期待もあったが、看板議員の離脱で社民党消滅が現実味を帯びてきた。

 「野党となった社民党はきっぱりと独自性を出した方がいい。しかし、それが私の姿勢と少し違う」。生え抜きとは思えない辻元氏の絶縁宣言は、参院選で議席を伸ばせなかった福島瑞穂党首(54)を始めとする執行部へと向けられた。

 社民党は今回の参院選で比例と選挙区で計14人の候補を立てたが、当選は福島党首ら比例2人にとどまった。選挙前に米軍普天間飛行場移設問題を巡り連立政権を離脱したことで、辻元氏も国交副大臣を涙ながらに辞職した。任期途中での辞職は心残りだったようで、「(批判や反対だけでは)日本は変えることができない」と野党の限界を指摘した。

 党の方針そのままに突っ走る“原理主義者”福島党首と、民主党に近いといわれる辻元氏。今回の離党劇で社民党は衆参10議席となり、今後も苦しい党運営を強いられることになる。福島党首は基地移設先を「県外か国外」と譲らないため、現状での連立復帰も難しい。民主党内には「消滅過程に入る兆し」との見方もあり、社民党が政界再編の草刈り場になる可能性もある。

(2010年7月28日11時13分  スポーツ報知)

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