民主元候補ら2人逮捕＝金約束し社員に選挙運動―参院選で公選法違反容疑・警視庁

　11日投開票の参院選で、不正な選挙運動をしたとして、警視庁捜査2課は28日、公選法違反（買収）容疑で、民主党の比例代表で出馬して落選した不動産業「アルテカ」（東京都港区）社長の野村紘一（65）＝渋谷区代々木＝と、息子で役員の充宏（29）＝世田谷区用賀＝両容疑者を逮捕した。
　同課によると、2人は「知らない」と供述。同日午後、同社など数カ所を家宅捜索した。
　逮捕容疑は先月下旬、港区の同社関連施設で、電話による投票依頼をする報酬として、社員7人に給与などに相当する金の供与を約束した疑い。
　同課によると、社員らは選挙期間中、ほぼ毎日、電話をかけて選挙運動をしていた。　

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