村山理事長代行、賜杯復活に意欲

御免祝いに出席のため国技館に入る村山理事長代行

　日本相撲協会は２７日、両国国技館で大相撲秋場所（９月１２日初日・両国国技館）の御免祝いを開き、場所前後の日程を発表した。名古屋場所は天皇賜杯など外部の表彰をすべて辞退したが、村山弘義理事長代行（７３）は「秋場所は優勝者が笑って賜杯を抱けるようにしたい」とあいさつ。賭博問題からの改革の道筋を示し、賜杯を復活させることに強い意欲を見せた。理事長代行は今後、３１日の「ガバナンスの整備に関する独立委員会」、８月１日の「わんぱく相撲」表彰式などの公務で国技館に出勤する予定だ。

　秋場所前後の主な行事は次の通り。

　▽８月７日　前売り開始（都内各プレイガイドなど）▽３０日　番付発表▽３１日　力士会▽９月３日　第１、２新弟子検査▽４日　横綱審議委員会けいこ総見（一般公開）▽１０日　取組編成会議▽１１日　土俵祭り▽２７日　横綱審議委員会▽２９日　九州場所番付編成会議▽１０月２日　千代大海引退佐ノ山襲名披露大相撲▽３日　朝青龍引退断髪披露大相撲▽４日　全日本力士選手権