ススキノ「江戸城」火災たこ足配線原因か

　札幌・ススキノの風俗店「江戸城」で２００８年４月、客と従業員の男女３人が死亡した火災は、電化製品の「たこ足配線」による過熱で、コンセントから出火した可能性が高いことが２８日、北海道警への取材で分かった。

　道警によると、４階建て店舗ビル３階から出火。３階には備品置き場があり、コンセントに冷蔵庫などの家電製品が多数つながれていた。鑑定の結果、ほかに火元となるようなものはなかった。

　店内では当時、装飾用の石が邪魔となり防火戸が閉じなかったり、火災報知機が切ってあったりしたことも分かっており、道警は防災体制に問題があったとみて、業務上過失致死容疑での立件を視野に捜査している。

　火災は０８年４月２８日に発生。４階の個室にいた男性客と女性従業員２人の計３人が死亡した。（共同）

　［2010年7月28日11時9分］