鳩山首相:続投に意欲改めて示す 内閣改造も否定

2010年5月29日 23時54分 更新:5月30日 0時50分

 【済州島(韓国)西岡省二】鳩山由紀夫首相は29日、普天間飛行場移設問題を巡り、民主党内からも首相の辞任論が出ていることに関し「国を守るという立場で努力することで、国民の皆さんの理解を得たい」と述べ、続投の意欲を改めて示した。訪問先の済州島で同行記者団に語った。

 その上で首相は「さまざまな声があることは理解しているが、自分自身のとった行動に理解を願えるよう努力していきたい。それが今の立場での責任を果たすやり方だ」と強調。

 連立離脱に揺れる社民党については「連立をこれからも続けていただければありがたい」とし、同党の辻元清美副国土交通相に関して「これからも頑張っていただきたい」と語った。

 今国会の会期では「参院選のことを考えれば、いたずらに会期を動かすことを考えるべきではない」と述べ、会期は延長せず参院選を「6月24日公示、7月11日投開票」で実施する意向を示した。内閣改造に関しては「現在そういう発想は持ち合わせていない」と否定した。

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