秋場所、栃乃若、宝富士ら7人が十両へ
日本相撲協会は28日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月12日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、新十両4人を含む十両昇進力士7人を発表した。日本相撲協会広報部によると、十両昇進が7人だったのは2000年夏場所以来で、年6場所制になった1958年以降では、幕内と十両の定員が2人ずつ増えた2004年初場所の8人に次ぐ多さ。
名古屋場所は、野球賭博に関与した十両4人が謹慎処分で全休扱いとなる異例の場所だったため、通常より多くの入れ替えとなった。
新十両は元高校横綱の栃乃若(22=本名李大源、兵庫県出身、春日野部屋)、近大相撲部出身の宝富士(23=本名杉山大輔、青森県出身、伊勢ケ浜部屋)、モンゴル出身で昨年日本国籍を取得した城ノ龍(26=本名小林光星、境川部屋)、仲の国(26=本名呂超、中国出身、湊部屋)。
再十両は、東幕下12枚目で臨んだ名古屋場所で全勝優勝した十文字(34=本名十文字友和、青森県出身、陸奥部屋)、佐田の富士(25=本名山本哲博、長崎県出身、境川部屋)、琉鵬(33=本名浦崎桂助、沖縄県出身、陸奥部屋)。
協会広報部によると、最多の十両昇進(戦後)は1947年夏場所の12人。このほかの新番付は規則に基づき、8月30日の秋場所番付発表で明らかになる。
年寄「谷川」を襲名した元小結海鵬ら12人の引退も発表された。
[2010年7月28日18時30分]
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