2010-07-28

非常事態宣言解除・記者会見

テーマ:ブログ

 非常事態宣言解除の記者会見が一部でちょっと物議を醸している。

 深夜0時、県庁の前で行った記者会見である。あの演出はパフォーマンスが過ぎるのでは?という否定的意見や象徴的シーンで良かった等の意見がある。

 昨日のCX「スーパーニュース」の生OAで安藤さんにもちょっと突っ込まれた。TBSの「朝ズバッ!」からも担当課が取材を受けるという。ツイッターにも色々な意見が寄せられた。

 

 別に責任転嫁するつもりは一切無いが、あれは、そもそも担当課から提案されたアイデアであった。初めて聞いたとき、ちょっと違和感もあった。僕は、あくまで普通にいつもの記者会見と同じように粛々とやりたいと思ったが、①深夜0時という臨場感が伝わるところであること、②県の時間を刻む時計の前であること、③県の象徴である県庁から、約3ヶ月に及ぶ長いトンネル(暗闇)の中でやっと出口が見えて来たというメッセージを示せること・・・・・・等の理由で、あの形を取ることにした。


 初めは、議長や各関係首長等、関係者等にお声掛けして、深夜0時(解除)を迎えて喜びを表すといったセレモニー的なことが発案されたが、さすがにそれは、お断りした。

 被災農家さんや様々な関係各位の方々のお気持ちを考え、糞尿処理等まだまだ終息には程遠いことなどを考慮に入れると、手放しで喜ぶなど到底受け入れられるのもでは無い。


 今回の非常事態宣言解除はあくまで一つの峠を越えただけである。これから終息に向け、まだまだ緊張感を持って防疫措置等にあたらなければならないし、今後の復興・再生に向け、まずはその道筋やイメージを示せるよう全力で取り組まなければならない。