(25日 ボクシングノンタイトル10回戦、アルコイにTKO勝ち)
ジャブで距離を取っていた井岡一翔の戦い方が変わったのは8回から。リスクを負ってでも前へ出た。「相手の腕の力も落ちてきていた。どつき合いでも負けないと思った。後半もダラダラいくのは嫌だった」。9回、右ストレートで相手のあごを打ち抜き、レフェリーが試合を止めた。
元世界2階級王者で所属ジムの井岡弘樹会長は「中盤は判定を覚悟したが、レフェリーストップまで追い込めたのは収穫」とおいの勝利を喜んだ。プロデビューから5連勝し、「次はタイトルを取ります」と一翔。日本選手最速となる7戦目までの世界王座奪取を視界にとらえた。