平成19年10月17日
財務省
1.10月15日から17日までの3日間、東京税関において、各国の税関当局の知的財産の保護に関する実務責任者(課長クラス)が出席し、第一回日中韓3か国関税局長・長官会議知的財産作業部会が開催された。
2.本作業部会では、知的財産侵害物品の水際取締りに関する協力した取組みについて議論がなされ、より効果的な取締りのため、情報交換の促進、啓発活動の強化、権利者との協力等を含むアクション・プランをとりまとめ、今後、3か国の税関当局が協力して具体的な取組みを実施することとなった。
3.また、今回の部会開催にあわせ、3か国の税関当局の実務責任者と民間の知的財産権利者等との間の会合が開催され、積極的な意見交換がなされた。
4.今後の進め方については、本作業部会を原則として年2回開催すること、次回会合を来年の春に韓国において開催することについて合意した。
(問い合わせ先)
財務省関税局業務課
(代表)03(3581)4111
(直通)03(3581)3041
担当:鴨、大澤(内線)5398、5572
(別添)
1.一般情報の交換の促進
○ 取締実績の交換(四半期毎)
○ 最新の模倣品の傾向に係る情報交換(四半期毎)
2.個別情報の交換の促進
○ 個別の知的財産侵害物品に係る情報交換
○ 情報交換の実施状況のレビュー等(次回会合以降)
3.各国制度・運用の理解の促進
○ 各国制度への質問・回答
○ 制度改正内容の相互通報
○ 職員交流
○ 水際取締りの手法(リスク分析等)の交換
4.啓発活動の強化
○ 港・空港でのポスターの掲示・印刷物の配付等
○ 3か国共同キャンペーンの実施
5.権利者との協力
○ ワークショップ等を通じた権利者との意見交換
○ 権利者からの知的財産侵害物品に係る情報提供の奨励
以上
国 | 所属 | 肩書き | 氏名 |
---|---|---|---|
日本 | 財務省 関税局 業務課 | 業務課長 | 上斗米 明(カミトマイ アキラ) |
日本 | 財務省 関税局 業務課 | 知的財産専門官 | 南埜 耕司(ミナミノ コウジ) |
日本 | 財務省 関税局 調査課 | 密輸情報専門官 | 神例 高章(カンレイ タカアキ) |
日本 | 東京税関 業務部 | 総括知的財産調査官 | 高橋 但(タカハシ タダシ) |
日本 | 東京税関 調査部 | 国際情報センター室長 | 青山 繁俊(アオヤマ シゲトシ) |
日本 | 財務省 関税局 業務課 | 税関相談官 | 鴨 成彰(カモ シゲアキ) |
中華人民共和国 | 海関総署 政策法規司 知的財産課 | 知的財産課長 | 李 群英(リ チュェイン) |
中華人民共和国 | 海関総署 政策法規司 知的財産課 | チーフスタッフ | 黄 建華(ホワン ジエンホァ) |
大韓民国 | 関税庁 通関支援局 公正貿易課 | 公正貿易課長 | Choi, Hee In (チェ ヒイン) |
大韓民国 | 関税庁 通関支援局 公正貿易課 | スペシャリスト | Choi, Hyoung Kyun (チェ ヒョンギュン) |