防衛省は、日本とアメリカが共同開発している新型迎撃ミサイルを第三国に輸出できるよう、武器輸出三原則を一部緩和する方針を固めました。
日本政府は、武器輸出三原則で海外への武器の輸出を禁止しています。しかし、日本とアメリカが共同で開発を進めている海上配備型迎撃ミサイル「新型SM3」について、アメリカは日米以外の国に輸出できるよう求めています。そのため、防衛省は武器輸出三原則を緩和する方針を固めました。中国やイスラエル以外の貿易管理体制が整っている日本の友好国に輸出を例外的に認める考えです。アメリカは、イランを念頭にこの新型迎撃ミサイルを東ヨーロッパに配備したい考えです。