差し替え:LG電子4〜6月期営業利益、90%激減
同社は28日、国際会計基準(IFRS)を適用した4〜6月期の連結業績を営業利益1262億ウォン(約93億3000万円)、純利益8564億ウォン、売上高14兆4097億ウォンと発表した。前年同期に比べ、売上高は0.7%の減少にとどまったが、営業利益は89.8%激減した。純利益も32.9%の減。前期に比べると、営業利益は73.7%減少し、売上高は9.0%、純利益は26.9%、それぞれ増加した。
テレビを主力とするホーム・エンターテインメント事業部門で、競争激化による値崩れとユーロ下落の影響で収益性が悪化。携帯電話を主力とするモバイル・コミュニケーションズ事業部門では、先進国を中心とした販売価格下落幅の拡大、研究開発やマーケティング投資の継続などが収益の低下を招いた。スマートフォン(高機能携帯電話)市場の競争に立ち遅れたことも、業績を押し下げたと分析される。
同社は、7〜9月期にはさまざまなスマートフォン戦略モデルの発売、バックライトに発光ダイオード(LED)を搭載したLEDテレビ、3D(三次元)対応テレビなどプレミアム製品の売上高拡大・出庫増加で、収益性を大きく改善できものと見込んでいる。