口てい疫 早期発見に新検査を
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口てい疫 早期発見に新検査を

7月28日 5時9分

口てい疫のために畜産業などが大きな被害を受けた宮崎県は、今後なるべく早く感染の疑いを発見するため、獣医師が簡単に家畜の診断を行える新たな検査方法などの導入を、国に対して求めることになりました。

宮崎県の口てい疫の問題では、ことし4月に1例目が見つかった時点で、すでに10軒以上の農場に感染が広がっていたおそれがあるという見解を、国の調査チームがまとめています。これを受け、東国原知事は27日の記者会見で、口てい疫の早期発見のためには、獣医師が比較的簡単に家畜の診断を行える新たな検査方法の開発が欠かせないとする考えを示しました。さらに、専門家による写真判定などと組み合わせることで診断の確実性を増すことができるとして、今後、国に対してこうした手法を導入するよう求めていくことになりました。今回の口てい疫の問題で、宮崎県はおよそ7800か所のすべての農場を対象に、牛や豚の健康状態を目で見て確かめる調査を進めており、新たな感染の疑いがなければ来月末にも完全な終息宣言を出したいとしています。