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1~4歳
“取り残された世代”を救え
(NO.2921)
平均寿命が世界トップレベルの日本。新生児も死亡率がきわめて低く、世界に誇る健康大国と言われている。しかし、1~4歳の子どもの死亡率だけは高く、先進国の中で最悪のレベルであることが最新の研究から明らかになった。1~4歳の子どもは症状を言葉で訴えられない、症状が急変しやすいなどの理由から診療が難しい。しかしなぜ、日本だけが特に高いのか。医師たちの調査などから、不慮の事故や、肺炎、脳症などの急病で重症になった子どもたちが特定の病院に集約されていないため、医師の経験が不足している、小児専用の集中治療室の整備が遅れている、などの実態が浮かび上がってきた。幼い世代の命を救う為に、私たちの社会はどう対応すればいいのか、その方策を探る。
- 2010年 7月26日(月)放送“おもてなし”で世界をねらえ
- 2010年 7月15日(木)放送目指すは“世界最高” iPS細胞・山中教授に聞く
- 2010年 6月23日(水)放送「誤診」される認知症
- 2010年 6月22日(火)放送解決なるか? クジラをめぐる対立
- 2010年 5月31日(月)放送風の画家・中島潔 “いのち”を描く
匠の技にチャンスあり
(NO.2922)
衰退する伝統産業の世界で、画期的な取り組みが進められている。京都で1000年にわたって受け継がれてきた匠の技を、赤外線センサーなどを使って科学的に分析し、そのノウハウを明らかにしようという研究だ。研究を行っているのは京都工芸繊維大学の「伝統みらい教育研究センター」。10を超える伝統工芸の職人の協力のもと、5年前から研究をすすめている。その結果、親方も気づかなかった「コツ」が次々と明らかになり、後継者の育成に生かされるようになっている。さらに、技に内在するノウハウを、他の産業に応用することでビジネスチャンスをつかもうという取り組みも始まっている。平安時代から「帯締め」などに使われてきた「くみひも」は柔軟性がありながら抜群の強度を誇る。その特性を生かして、自動車部品への応用研究が進む。すでに開発が最終段階のゴルフシャフトは、この秋、販売開始の予定だ。1000年の技をどう次世代に伝え、また、新たなチャンスをつかんでいくのか。新しい動きを京都から伝える。
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吉岡 幸雄さん(染色家)
吉岡幸雄の色彩界
NHKサイトを離れます
- 2010年 7月22日(木)放送スト続発!変わる中国の労働者
- 2010年 7月21日(水)放送鉄高騰 広がる衝撃
- 2010年 7月 5日(月)放送次世代照明ウォーズ ~問われる日本の国際競争力~
- 2010年 7月 1日(木)放送プロボノ ~広がる新たな社会貢献のカタチ~
- 2010年 6月30日(水)放送オープンスカイの衝撃