4−6、ちゃんと調べてください 様
まず初めに、6のウィキペディアの記載ですが、その内容は3でも言及していまして、今回問題とされているサーバリックスとは関係ありません。
あくまで、別のワクチンのガーダシルに関する記事です。
また、上でfoobirds様に説明いただいていますが、あくまで毒性試験としてマウスに対して大量に投与した場合どうなるかという結果で、人間にそのまま当てはまるわけではありませんし、
別の研究では、Tween80を大量投与しても体重は減少したものの、性的発達や脳の組織所見には変化が見られなかったという追試結果も出ています。
次に、5の持続期間については、添付文書に書いてある通り、最長6.4年間（平均追跡期間5.9年）免疫が維持されることが示されており、「何年も先のことはまだわからない」訳ではありません。
最初の追跡調査開始から、現在までに接種群でＨＰＶ感染が起ない一方、プラセボ群では470人中9人の感染が確認されているとのことで、これは統計的にも有意な結果です。
HPV-16型及び18型以外への効果は確認されていないということについては、確かに
「使用上の注意」解説にも記載があり事実ですが、その効能と副作用には何の関係もありません。
製薬会社もビジネスとして新薬開発をしている以上、主要な型のウイルスにターゲットを絞ることは当然です。
4の2番目の記事は最初に述べたTween80の毒性についてですので説明は省略します。
1番目の記事は、ワクチンの効果そのものに疑問を投げている内容ですが、本当に研究者の告発なのか耳を疑う内容です。
天然痘の根絶は、ワクチンではなく人々の生活の質の改善によりもたらされたという発言は、免疫学の常識を知っていればあり得ないと断言できます。まさかこの人は狂犬病の根絶が犬の生活の質が向上した結果だとでも言いたいのでしょうか。
ワクチンの作用の仕組みや、歴史については、以下のページを参照してみてください。
やさしい免疫学・ワクチン講座
foobirds様
お忙しい中、こちらにコメントを寄せていただきありがとうございます。
ご紹介いただいたサイトや論文に目を通していますが、こちらで見当たらなかった情報が幾つかあり大変役立っています。
また、Tween80の毒性の解釈については、追試論文などを拝見する限り、問題はなさそうに思われます。
3で「注意が必要かもしれない」と書いたのは少し心配しすぎだったかもしれません。