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賜杯自粛「行き過ぎ」…横審“物言い”連発

村山理事長代行(左)らが出席した横綱審議委員会
村山理事長代行(左)らが出席した横綱審議委員会
Photo By スポニチ

 50分間にも及んだ横綱審議委員会の会合では、各委員から不満の声が噴出した。鶴田委員長は、一連の賭博問題で協会が処分や外部委員会設立の報告を書面で済ませたことに言及。「事前に動きがあれば説明してほしかった」とぶちまけた。

 さらに優勝賜杯を自粛したことには、会合で「行き過ぎだ!」と発言。協会からは文科省の指示だったとの報告があったことを明かす一方で「私も賜杯がないのはおかしいと思っている」と白鵬を擁護した。

 村山代行の続投に異を唱えたのは沢村委員(歌舞伎俳優)。会合では「横審がつまはじきにされているのはおかしい」と声を荒らげると、村山代行が「申し訳ありません」と謝罪した。会合後も険しい表情で「相撲を見たことがない人が、あまり口を出してほしくない」と代行批判を展開。また同委員は「何のための公共事業だ」と生中継を中止したNHKにもかみついた。横審に初出席した村山代行はさすがに「(鶴田)委員長が会見をするので、そちらで聞いてください」と硬い表情で話し取材を拒否した。

 最後は新設されたガバナンスの整備に関する独立委員会に対し鶴田委員長が「改革は結構だけど、長い伝統、相撲文化のいい点を覆すような改革は好ましくない」と注文。あくまで横綱に関する問題を審議する機関とはいえ、横審が久々に存在感を示した。

 ≪謹慎3親方も出席≫賭博問題で名古屋場所を謹慎した出羽海事業部長(元関脇・鷲羽山)、陸奥広報部長(元大関・霧島)、八角広報部副部長(元横綱・北勝海)の3人の親方も横審に出席。出羽海事業部長は「コメントはない」としたが、横審からの苦言に陸奥広報部長は「広報部としてこれからないようにしたい」と神妙な表情。八角広報部副部長も「今までも指導してきたが今後の指導が大事。場所中は反省していました」と殊勝に話した。

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