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2010年07月25日

新日本監査法人で早期退職

こんにちは
特定社会保険労務士の中薗です。

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

そういえば、今の事務所に移転してもうすぐ1年になります。

ちょうど昨年の今ごろ引越しだったのですが、この暑さはその時のことを思い出させてくれます。

真夏の引越しは、やはり非常に大変でしたからね...


【ニュース&コメント】

さて、今日は大手監査法人で大規模な早期退職の募集を行うという記事がありましたので拾ってみました。

新日本監査法人
会計士ら早期退職者400人募集

監査法人で国内最大手の新日本監査法人は、所属する公認会計士と会計士試験合格者を対象に400人の早期希望退職を実施する方針を固めた。2008年秋のリーマン・ショック以降、外資系企業の相次ぐ日本撤退などで収入が落ち込んでいる。大手監査法人が数百人規模の希望退職者を募るのは珍しい。

9月末にかけて募集する。対象は金融部など一部の部署や若手を除く会計士と会計士試験合格者約4800人。応募者には面談を経て原則10月末までに退職してもらう。基本給の6〜10ヵ月分にあたる割増退職金を支払うほか、再就職支援も実施するという。

関係者によると早期退職募集に先立ち、パートナーと呼ばれるベテラン会計士や企業の監査を直接手がけない事務職員の早期退職も実施した。

監査法人は金融危機後の景気低迷で収益が低迷した。会計士試験合格者の採用を絞り込んだため「就職浪人」が増える一因となっていた。監査法人の経営悪化は金融庁が進めている公認会計士試験制度の見直し作業にも影響を与えそうだ。

〜日本経済新聞 電子版より〜

それにしても400人とはすごい規模です。

リーマンショック後、景気はここ最近になってようやく少し回復基調にあると思っていたのですが、まだまだ思わぬところに傷跡が残っていたのだなぁという感想を持ちます。

せっかく超難関の試験に合格しても、肝心のお客様がいないのでは役務の提供のしようがないといったところは、やはりどの士業でも同じということですね。(市場の原理ですから・・・)

それにしても、会計士業界は現状、供給過多に陥ってるような印象を受けるのですが、今後については一体どうなっていくのでしょう。

明日はわが身かも知れませんので、注目して見ていきたいところです。

▽▽▽

あと、失業給付の動向に関する記事もありましたので拾ってみました。(ご参考まで...)

失業給付、受給日数10年ぶり増
09年度125日、解雇・倒産響く

2009年度の失業給付の平均受給日数が125.9日となり、前年度と比べ26.5日増えた。受給日数が増えたのは10年ぶり。08年秋の金融不安をきっかけに、解雇や企業倒産による離職が相次いだことが影響したとみられる。

失業給付をもらえる日数は失業理由や年齢によって変わる。再就職の準備ができていない解雇などの離職は、自分で仕事を辞める自己都合よりも受給日数が長くなる。

たとえば解雇で失業した場合(30歳未満)は、働いていた期間が10年以上20年未満なら給付を受け取れる日数は最大180日。一方で、再就職の準備をしやすい自己都合による離職の場合は最大120日と短い。景気後退で求人が少ないため再就職先を見つけられず、失業給付をもらい続ける人が多かったもようだ。

09年の雇用保険制度の見直しで、有期の労働契約が更新されなかった離職者らを対象に受給日数を増やした。この制度改正によって実際の受給日数は139.5日とさらに長くなっている。

失業給付の平均受給日数は、給付延べ日数を失業の認定を受けて初めて給付をもらった人の数で割って計算する。景気は上向き基調とされるが失業期間は長くなる傾向にあり、雇用情勢の本格改善にはなお時間がかかりそうだ。

〜日本経済新聞 電子版より〜

2009年度の統計データですので、現時点は少し違っている可能性があります。

ですので、数値はあくまで参考程度に押さえておけばいいのではないでしょうか・・・



【近況など】

最近、少し変わった傾向として障害年金に関するお問合せが増えているというのがあります。(現況届の関係かも知れませんが...)

もちろん、うちの事務所でも障害年金のご相談等には対応していますし、ちゃんと実績も積んでいます。

ただ今回は、少し業務がオーバーフロー気味で、後々の手続や対応に手が回りそうになかったので、思い切って近くで障害年金を得意とされている某先生にスポット的に協力をお願いしてみました。

幸い、快くお引き受けいただけたので大変助かったのですが、それと同時に、この分野のご相談に対する接し方等を見聞させて頂き、すごく参考になりました。

やはり専門パワーはすごいものだとあらためて考えさせられました。

成功の形というのは、人それぞれが思い描くものであり、社労士業についても「これが社会保険労務士としての成功の姿だ!」というのは人それぞれ違っていて当然だと思います。

ウリウリに走って見苦しい先生がいる一方で、専門分野を絞って地道に、しかし着実に活躍されているその先生の姿を見てあらためてそのことを考えさせられました。

それと、そもそもの言動が、すべてお客様本位になっているので、これならお客様もその先生を信頼し、お仕事を依頼するのだろうなと感じました。

ということで、今回は色々な面でいい勉強をさせていただき、またいい刺激をいただくこともできました。

本当にありがとうございました。


ではまた p_hand

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