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埼玉県秩父市の山中で遭難者の救助に出動した県防災ヘリコプター「あらかわ1」が墜落し、機長ら5人が死亡した事故で、墜落直前にヘリのエンジンかローター(回転翼)から、バタバタという異常な音が聞こえたことが26日、県の調査で分かった。
運輸安全委員会の調査官3人は同日、県警のヘリで上空から墜落現場と機体の残骸を確認した。墜落直前にヘリからワイヤで沢に降下し無事だった消防隊員ら2人からも事情を聴き、県警と協力して異常音と事故原因との関連を調べる。
県防災航空隊によると、2人は聞き取りに「降下して着地する直前、つり下がっていた体ががくっと50センチぐらい下がり、着地時に転倒した。ほぼ同時にバタバタという聞いたことがない異常音が聞こえた」と説明。機体が直後に、機首を斜めに下げながら落下するのが見えたため、降下に使用したワイヤを外して避難した。機体に呼び掛けたが、応答はなかった。
2人は高度約30メートルでホバリング(空中静止)した機体から、1本のワイヤで同時に降下。当時は松本章機長(54)が操縦していた。当時は晴れていて風も弱く、高圧線や木の枝など接触の恐れがある障害物は見当たらなかったとしている。
航空関係者によると、過去の山岳遭難救助ヘリの墜落は、急な風の変化で揚力を失ったり、機体の一部が立ち木などに触れたりしたケースが多く、機体落下の原因解明が焦点となる。
防災ヘリは25日、沢登り中に滝つぼに転落した川崎市の小野千枝子さん(55)=死亡確認=を救助するために出動。小野さんは「東京都勤労者山岳連盟」のグループで、男性6人、女性2人とともに9人で沢登りをしていた。男性1人は25日夜に下山し、残る7人は山小屋に泊まった後、県警山岳救助隊の先導で26日に下山した。
メンバーは記者会見し「皆様にご迷惑をお掛けし、申し訳ない」と謝罪した。
(2010年7月26日13時46分 スポーツ報知)
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