27日に死去した女優の長谷川裕見子さんについて、俳優、北大路欣也(67)は所属事務所を通じて以下のようなコメントを寄せた。
「映画『父子鷹』で私は突然のデビュー。その時の母親役が、長谷川裕見子さんでした。何もできなかった私を、母のような愛情で包み込み、支えて下さり、吹き上げて下さいました。あの瞬間があったからこそ、今の私があります。‘大感謝’」
事務所によると、北大路は12歳のときに映画「父子(おやこ)鷹」(昭和31年公開)の勝麟太郎(後の勝海舟)役でデビュー。母のお信を演じていたのが長谷川さんだった。事務所は「俳優になるとは全く頭になく、何もわからないまま撮影に入った北大路少年に、お芝居の初歩を教えてくれたのが長谷川さんだったそうです」と説明している。