哨戒艦沈没「機雷接触か」 ロ報告書、韓国紙が報道【ソウル共同】27日付の韓国紙ハンギョレは、海軍哨戒艦沈没を調査するロシア専門家チームが、哨戒艦が機雷に接触し爆発した可能性があるとする報告書をまとめたと報じた。同紙は、機雷は韓国軍や米軍が設置したとみられると指摘。北朝鮮製魚雷の水中爆発が原因とする韓国軍と民間専門家による合同調査団の調査結果に否定的な見解を示したとしている。 同紙によると、ロシア側は報告書で、哨戒艦がスクリュー部分に漁業用の網がからまり、減速して航行、水深を下げる途中で船底が機雷のアンテナに接触し、起爆装置が作動したとみられるとしている。 また合同調査団が回収した魚雷の破片を分析した結果、腐食の程度などから6カ月以上海中にあったと推測。北朝鮮製魚雷の破片である可能性を認める一方で、哨戒艦が沈没した3月26日以前から海中に沈んでいたとの見方を示した。 さらに魚雷の推進体内部に書かれた「1番」とのハングル表記については、表記の方法などが一般的ではなく、北朝鮮製と断定するには疑問があるとした。 【共同通信】
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