(cache) 対日戦勝記念日を制定へ、ロシア 領土要求けん制 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 対日戦勝記念日を制定へ、ロシア 領土要求けん制

     【モスクワ共同】タス通信などによると、ロシアの最大与党「統一ロシア」の議員らは2日、日本が第2次大戦後、降伏文書に調印した9月2日を大戦終結の記念日として制定する法改正案を下院に提出した。

     ラブロフ外相は今年が終戦から65年に当たると指摘した上で「極東での戦勝に言及することがとても重要だ」と述べ、制定への支持を表明。ロシアは北方領土問題で「第2次大戦の結果の見直しは許さない」と主張しており、戦勝を強調することで日本の領土要求をけん制する狙いがありそうだ。

     提出に加わった下院の国防委員会のザバルジン委員長は、1945年に調印された降伏文書について「ソ連の対日参戦の適法性を確認したものだ」と強調した。

     ロシア紙「独立新聞」は3月、大統領府に近い筋の情報として、法案は政権上層部の承認を得ており、上下両院を通過し、大統領の署名で発効する可能性が高いと報じていた。

     対日戦勝記念日の法制化は、極東サハリン州が長年、連邦政府に働き掛けてきた。

      【共同通信】