性犯罪:前科者の身元をネットで公開(上)

 26日午前9時、女性家族部が運営するサイト「性犯罪者のお知らせe」には、20-50代の男性10人の顔写真と実名、さらには性犯罪の前歴が掲載された。

 今年1月に「児童・青少年の性保護に関する法律」が改正されたことに伴い、19歳未満の未成年者や幼児に対する性犯罪の前科者のうち、再犯の恐れが高いとされる人物の顔写真と実名が初めて、インターネットで公開された。

 今年に入ってから裁判所で有罪判決が確定し、ネット上で身元を公開するよう命令を受けた前科者は16人に上り、そのうち執行猶予で釈放された10人が今回初めて公開対象となった。現時点で公開されていない6人のうち3人は、執行猶予で釈放された後に公開される予定で、残りの3人は現在服役中のため、刑期を終えた時点で公開される。

 記者が同サイトで住民登録番号を入力し認証を受けると、地図上に10人の居住地が表示された。人物をクリックして詳しい情報のページに進むと、▲顔写真、氏名、年齢、身長、体重などの基本情報▲3-4行に要約された犯罪歴▲住民登録上の住所と実際の居住地が邑・面・洞の単位で詳細に画面に表示された。

 成人認証を義務化したことについて一部では、「実際に被害に遭った未成年者は閲覧できない」との批判の声が上がっている。これに対して女性家族部は、「保護者が子供を守るためのサイトだ。未成年者が閲覧する場合には、親の指導を受ける必要があると判断し、成人認証を義務化した」と説明している。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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