現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. ビジネス・経済
  4. 市況・統計
  5. 記事

「2割下げても入らない」苦境の都市部 路線価下落(2/2ページ)

2010年7月1日17時1分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 一方、全国の最高路線価で下落率が2番目に大きかった名古屋駅前。高さ170メートル、36階の高層ビル「名古屋モード学園スパイラルタワーズ」は08年4月に開業した。しかし、地下の飲食店6店舗のうち2店舗が今年2月に撤退し、後が決まらない。レストランの店長は「利用客はリーマン・ショック後、減った。この地方の主力の自動車関連会社の業績低迷も響いている」。

 オフィスビルが供給過剰で、空室率が過去最悪の大阪中心部。日本郵政とJR西日本は大阪中央郵便局が入る40階建てビル(賃貸面積約3万坪)の12年の完成時期を延期した。期間は未定だが、日本郵政の担当者は「延期で一時移転先の賃料の負担が生じるが、総合的に判断した」と話している。(木原貴之、舟橋宏太)

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

「ユニクロ」創業者である著者が独自の経営哲学を惜しみなく公開する

日経を読んでいるがいまひとつ経済が分からない―というビジネスマン向け。メカニズムを理解すれば経済を見通せる日も遠くない?!

人間社会の経済活動を分析・解明する「経済物理学」。ケインズ経済学との関係を労働生産性という視点から論じる。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介

ビジネストピックス

クラウド・コンピューティング特集

新たなIT時代を読み解くキーワード「クラウド」を理解するには?