最終更新: 2010/07/27 21:14

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米韓合同軍事演習3日目 演習の狙いとその限界について、解説リポートです。

韓国の哨戒艦沈没事件を受けて始まった米韓の合同軍事演習は、27日で3日目を迎えました。
北朝鮮が強く反発する中、アメリカから最新鋭の部隊が集結した演習の狙いとその限界について、ソウルから北川陽介記者の解説リポートです。

演習3日目となる27日は、アメリカ軍のステルス戦闘機「F-22ラプター」が参加しての射撃訓練が行われている。
このF-22は、ピンポイントで爆撃できる能力が売り。
北朝鮮が気づかないうちに、地下施設を狙い撃ちし、破壊することも可能となっている。
また、26日に公開された原子力空母の「ジョージ・ワシントン」は、艦隊をネットワークで結んで、航空機や艦船のすべての動きを一度に把握することができ、北朝鮮にとっては脅威となる。
北朝鮮側は26日も、「核抑止力をさらに強化する」と、3度目の核実験をちらつかせるなど、日を追うごとに反発の色を濃くしている。
今回の演習には、日本からも自衛官4人がオブザーバーとして参加していて、まさに日米韓の包囲網を強める形となっている。
一方で、演習場所は、哨戒艦沈没事件の現場海域の黄海から日本海へ変更せざるを得なくなるなど、あくまでも中国の顔色をうかがいながらとの実態も露呈することになっている。

(07/27 13:04)


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