先輩たちの声

人にトータルに関わっていけるこれからの助産師という職業に期待

聖母病院副看護部長 山本 智美 聖母助産婦学院24期生 昭和62年度卒業生

私が就職して日々の看護の現場で気づかされたことは、「女性に寄り添うこと、人との絆を大切にすること」を聖母で自然に培われ、養われていたということでした。

現在日本の社会では、産科医師不足という事態から派生して助産師という職業に追い風が吹いています。しかし、医師不足だから助産師が注目されるというのではなく、自分達の本来の役割として自立していく必要があります。お産だけではなく子育て支援もできる、そういったトータルケアに携わっていける助産師が育っていくことを期待しています。

【写真】山本 智美

聖母で学んだ助産学の基礎に加えてホメオパシーを取り入れた自然な出産を

鴫原助産院開業 鴫原 操 聖母助産婦学院9期生昭和46年度卒業生

聖母在学中には、先生方や臨床指導者の方々から、分娩介助方法や異常に移行した場合の処置とケア、自然に進行する分娩経過の見方などを教えていただきました。その他、助産に関して学んだすべてが、現在の私の仕事の礎となって生きています。

現在は助産院を開業しており、日本人初の助産師ホメオパス(HMA認定)として、助産院やご自宅での自然な出産をお手伝いする仕事をしています。妊娠、出産時のケアにホメオパシーを取り入れていますが、最近はお子さんのご相談も多くなってきました。

【写真】鴫原 操