亀田大毅の試合を観戦する坂田健史=大阪府立体育会館
「プロボクシング53キロ契約10回戦」(25日、大阪府立体育会館)
WBA世界フライ級王者・亀田大毅の次の対戦相手となる坂田健史(協栄)が、リングサイドから熱い視線を送った。「うまくなってました。以前はファイタータイプだったけど、今は足を使ったり、いろんな幅が広がってる。チャンピオンになったことで気持ちに余裕ができている」と成長ぶりを認めた。
ただ、大毅が10回をフルに戦うのを間近で見たことで、多くの研究材料を手にした。「いろんなことを試していたし、見られて良かった。付け入るスキがあるというのも分かった」と収穫ありの表情。すでに30歳を超え「自分では最後のチャンスだと思っている。負けることは考えていませんが(引退は)ありえます」と、引退覚悟の大一番だ。
今月上旬までハワイでキャンプを張り、国内で最終調整に入る。「挑戦者らしくガンガン攻める。勝つ自信はあります。勝ちます」と締めくくった。
(2010年7月25日)