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2010年7月26日(月) 19:20 |
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土用の丑の日、国内産は品薄に
土用の丑の日です。 連日の猛暑で、少々夏バテぎみ、鰻を食べて元気をだそうという人も多いんじゃないでしょうか?その鰻に、今年は、ちょっとした異変です。
『土用の丑の日は鰻屋にとって祭りみたりなもの』と張り切る岡山市内の店。 26日、一日で1000匹が販売目標です。 国内産の鰻の価格が、近年高騰しています。 岡山市中央卸売市場で、取引された国内産の鰻は、去年、1キロがおよそ2500円でしたが、今年は3000円を超えました。 この店では、国内産、それも名産地で知られる愛知県産の鰻だけにこだわってきました。 しかし、今年は鰻の仕入れに異変です。 一つの産地に、こだわっていては、必要な量の鰻が、確保できないと判断したのです。 岡山市中央卸売市場の中卸の業者では、国内産の品薄を、海外からの輸入うなぎを多く入荷することでカバーしています。 岡山市内のスーパーでは、普段のおよそ10倍、800匹の鰻を用意しました。 鹿児島県内の生産業者と直接交渉し入荷量を確保しています。 販売コーナーの一部には、一匹あたり、600円程安い中国産も並んでいます。 中国産の鰻はホームページで、生産過程を明確にしています。 しかし、消費者は産地にも、敏感です。 26日も岡山市では、最高気温が35度を超えるなど連日猛暑が続いています。 夏バテ防止をと、早速、昼ごはんに鰻を食べる人たちで料理店は賑わいました。 鰻の高値が続く中で、今年は業者の仕入れに変化が見られるなど、日本の夏の食への異変がちょっと気になる土用の丑です。
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