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【芸能・社会】

早乙女愛さん死去 51歳米国で 映画『愛と誠』ヒロインで人気

2010年7月27日 紙面から

 映画「愛と誠」(1974年)のヒロイン役で知られた元女優の早乙女愛(さおとめ・あい、本名瀬戸口さとみ=せとぐち・さとみ)さんが20日午前3時51分(現地時間)、多臓器不全のため米国シアトルで死去した。51歳だった。鹿児島県出身。葬儀は近親者で済ませた。

 早乙女さんが最後に所属していた事務所によると、今月11日に体調不良により入院、治療していたが、容体が急変したという。

 早乙女さんは、人気劇画「愛と誠」の映画版のヒロインに一般公募で選ばれ、役名と同じ芸名でデビュー。第一作では主演の西城秀樹と熱演して人気を博し、映画版はシリーズ化された。

 その後、テレビや舞台などでも活躍。1983年に山城新伍さんが監督した日活ロマンポルノ「女猫」に主演し、グラマラスなボディーを披露して話題を呼んだ。

 ほかの代表作に映画「北の蛍」「逃走地図」、ドラマ「新ハングマン」などがある。

 関係者によると、14年前に出産を機に女優業を引退し、8年前から夫の仕事の関係でシアトル近郊で暮らしていた。夫、13歳の息子とともに幸せな家庭生活を送っていたという。

 ◆映画「愛と誠」で共演した歌手で俳優の西城秀樹(55)の話 突然の訃報(ふほう)に驚いております。1974年、彼女のデビュー作となった「愛と誠」の、早乙女愛役のオーディションの時、初対面の彼女を見て、劇画からそのまま抜け出してきたような存在感に驚いたのを、今でも鮮明に覚えています。清純さと強さを兼ね備えた数少ない女優さんでした。もう何年もお会いしておりませんでしたが、残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

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