2006年05月01日
「秘密キッチの穴SP」に見え隠れしたモノ
先週の日曜まで、ラジオは「レイティング週間(聴取率調査)」だった訳ですが、
私の好きなラジオ番組の1つ
「伊集院光 日曜日の秘密基地(TBSラジオ 日曜13〜17時)」も特別企画でした。
伊集院さんのラジオ番組の場合、通常放送に比べてイマイチな企画が多いのですが、
今回は、通常放送の看板コーナー「秘密キッチの穴」の特別版ということで、
内容としては、ギャラクシー賞あたりが喜びそうな極めて高品質なデキでした。
秘密キッチの穴
「秘密キッチの穴」というのは、
リスナーから寄せられた「20年前のニュースで採り上げられてた○○は
結局どうなったのでしょうか?」といった「記憶のスキマ」を発表し、
数週後、リスナーからの情報をもとに、若手芸人が解決するコーナーです。
言ってみれば、「探偵ナイトスクープ」のラジオ版で、
依頼が「記憶のスキマ」というジャンル限定になってる点と、
リスナーの力で解決するという点が異なります。
秘密キッチの穴 ご長寿の穴スペシャル
そして、今回のスペシャルでは、
高齢リスナーの依頼を解決しようというスペシャルで、
いつもなら、1件につき15分程度で解決するものを
1時間以上使って解決する行程を聴かせるネタもありました。
その中の目玉が、
戦時中に台湾代表で幻の甲子園大会に出場した高校野球選手からの「穴」で、
ライバル高校の台湾人選手が今どうしてるのか知りたいといった依頼でした。
リスナーからの情報や、通常は頼ることの少ない「ネット検索」を駆使して、
両チームの選手たちの情報が集まってくるのですが、
全員80代なので、連絡がつく人も少なく、
少ない情報を頼りに、若手芸人と伊集院が台湾まで出向いて調査するという展開になる。
結局、その選手の住んでいた家は空き家になっていたことが判明してロケは終了。
しかし、さまざまな手を尽くした結果、生放送のスタジオでご両人が再会するという、
これ以上にない終わり方となる。
感動の裏側
しかし、この番組のスポンサーは「日本アジア航空」なんです。
番組中でも、「日本アジア航空」さんの協力で、
「航空チケット」や「現地コーディネーター」を急遽手配出来たという部分も
正直に触れられていた。
日本と台湾を結ぶ航空会社なので、当然の協力ではあるが、
そもそもスポンサーありきで、「この依頼」に決まったんじゃないのか?
と勘りたくもなるほど出来過ぎているように感じるのが普通だろう。
その予想通り、もう1つのラジオ番組で、
伊集院さんは、スポンサーありきで、この依頼に決まったというカラクリを話していた。
伏せられた「依頼者の知っている情報」
また、解決する行程自体もやや強引な部分が目についた。
1:依頼者のチームメイトが後に近鉄の監督を務めた方であること。
2:探していた台湾人選手がのちに台湾球界の有名選手になったこと。
この2つが、若手芸人の調査によって判明したことになっていたが、
1は当然依頼者も事前に知っていただろうし、2も知っていた可能性がある。
聴き手としては、「意外な事実」が少しずつ判明していく展開は、
ゾクゾクするし、期待が膨らむのは確かだが、
この「行きすぎた演出」は、このコーナーの生命線を犯しているように思う。
例えば、「この曲は誰の歌っていた曲だったんでしょうか」という依頼があったとして、
「正体を知っている上で宣伝目的で依頼を出してるんじゃないか?」とか、
「それすら把握した上で番組ぐるみの宣伝なんじゃないのか?」という
企画の根本を揺るがす「疑念」が生まれてこないだろうか。
依頼は事実だろうし、ご両人は再会を喜んでいたし、誰も困ってないのだが、
依頼決定がスポンサー絡みであった点と合わせて、何かスッキリしないものが残った。
私の好きなラジオ番組の1つ
「伊集院光 日曜日の秘密基地(TBSラジオ 日曜13〜17時)」も特別企画でした。
伊集院さんのラジオ番組の場合、通常放送に比べてイマイチな企画が多いのですが、
今回は、通常放送の看板コーナー「秘密キッチの穴」の特別版ということで、
内容としては、ギャラクシー賞あたりが喜びそうな極めて高品質なデキでした。
伊集院光選曲 おバ歌謡 | |
オムニバス 神谷勝也 ドン神谷 おすすめ平均 |
秘密キッチの穴
「秘密キッチの穴」というのは、
リスナーから寄せられた「20年前のニュースで採り上げられてた○○は
結局どうなったのでしょうか?」といった「記憶のスキマ」を発表し、
数週後、リスナーからの情報をもとに、若手芸人が解決するコーナーです。
言ってみれば、「探偵ナイトスクープ」のラジオ版で、
依頼が「記憶のスキマ」というジャンル限定になってる点と、
リスナーの力で解決するという点が異なります。
秘密キッチの穴 ご長寿の穴スペシャル
そして、今回のスペシャルでは、
高齢リスナーの依頼を解決しようというスペシャルで、
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少ない情報を頼りに、若手芸人と伊集院が台湾まで出向いて調査するという展開になる。
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しかし、この番組のスポンサーは「日本アジア航空」なんです。
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この記事へのコメント
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Posted by 突然のコメント失礼します at 2006年05月01日 21:59