中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

球界初、復刻ユニそろい踏み セが来月の18試合で実施

2010年7月26日 紙面から

オールドユニホームを披露する(左から)巨人・内海、中日・森野、ヤクルト・青木、相川、阪神・藤川、広島・前田健、横浜・山口=ハードオフ新潟で(由木直子撮影)

写真

 セ・リーグは25日、6球団すべてが復刻ユニホームを着用して試合を行う共通イベント「オールド・ユニホーム・シリーズ 2010」を8月に実施すると発表した。

 これは「一層の団結で強いリーグをつくる」(沼沢リーグ理事長)として行うキャンペーン「グレートセントラル」の第1弾。8月17日からの3連戦、同月24日からの3連戦の計18試合で実施。試合をする双方のチームが復刻ユニホームを着用するのは球界初となる。

 デザインは長い伝統を持つ巨人、阪神、中日が1940、50年代のものを採用した。中日は1954年にエース・杉下茂、主砲・西沢道夫で日本一に輝いたときのホーム用を復刻。巨人はプロ野球が2リーグに分立した1950年に使用し、川上哲治、千葉茂ら往年のG戦士が身にまとったホーム用を使う。

 最も古いユニホームのデザインを採用したのは阪神。48〜49年に使われた紺のビジターユニホームが61年ぶりによみがえる。これは藤村富美男や別当薫、土井垣武が在籍して打ちまくり、「ダイナマイト打線」といわれたころのユニホームだ。

 一方、他の3球団は30代から40代におなじみのデザインを身にまとう。ヤクルトは野村克也監督で3度の日本一に輝いた90年代、広島は最後にリーグ優勝を果たした91年に使用したものを着用。横浜は「横浜大洋ホエールズ」時代の78年から92年まで使用したホーム用を復刻する。ファンにはたまらない復刻版。子どもだけではなく、大人にもいい夏の思い出となりそうだ。 (川越亮太)

 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ