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出直し添田町長選:「山本・前町長は勇退を」 副町長が出馬を正式表明

 福岡県前副知事への贈賄罪で起訴された山本文男・前同県添田町長(84)=公判中=の辞職に伴う出直し町長選(8月22日投開票)で、副町長の寺西明男氏(60)が23日、記者会見で正式に出馬を表明した。寺西氏は「前町長の功績を全否定はしないが、これを機に勇退してほしい」と力説。前町長派と反前町長派の対立で混乱する町政について「私なら対立を解消できる自信がある」と語った。町長選には山本前町長も出馬の意思を表明しており、選挙戦は前町長とかつての側近が直接戦う構図となる。

 会見で寺西氏は出馬の経緯について「(山本)前町長に会い、出馬せず町長派、反町長派の対立を解消するよう進言したが、聞き入れてもらえなかった」と説明。さらに「多くの町民から『町のことを考え決断すべきだ』と立候補を促す声をいただいた」と述べた。

 同町では住民団体が山本前町長のリコール(解職)運動に取り組み、解職の是非を問う住民投票の実施が決まったが、直後に山本前町長が辞職、住民投票も頓挫した経緯がある。寺西氏の出馬表明について、リコール運動を進めた町議は「寺西氏の考えを聞き、協力できるかどうか週明けにもグループの考えをまとめたい」と話した。

 山本前町長は22日、後援会の出馬要請を受ける形で「期待に応え、立候補する」と表明したが、寺西氏の出馬表明には沈黙を保った。出直し町長選をめぐっては、同町庄の会社員、山本文隆氏(62)も「世代交代を図る」と無所属で出馬する意向だ。【林田雅浩】

2010年7月24日

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