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村山代行が急転続投…出羽海案に理事反発

 名古屋場所千秋楽で協会あいさつをする日本相撲協会の村山弘義理事長代行=愛知県体育館
 名古屋場所千秋楽で協会あいさつをする日本相撲協会の村山弘義理事長代行=愛知県体育館

 日本相撲協会は愛知県体育館で臨時理事会を開き、25日限りで任期が切れる村山弘義理事長代行(元東京高検検事長)に、26日以降も代行を続投させることを決めた。任期は病気療養中の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が復帰するまでで、8月10日ごろの予定だ。

 26日以降の代行には、武蔵川理事長が、同じ一門で協会ナンバー2の出羽海理事(元関脇鷲羽山)を指名していた。しかし、維持員席での暴力団観戦問題で、特別調査委員会の山口弘典元委員が最高顧問を務めるボクシングジムの会長が入場券手配に関与。出羽海理事は山口元委員から報告を受けていながら、武蔵川理事長への報告を怠っていたことに理事会が反発した。

 弁護士としての業務を抱える村山代行は一度は固辞したが、最終的には承諾した。ある理事は「出羽海さんはよくない。(問題について)無責任過ぎる」と憤った。村山代行は、ガバナンスの整備に関する独立委員会からの続投要請はなかったと説明。理事長の意向よりも世間の目を気にした形となった。

(2010年7月25日)





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