【ソウル】韓国では、今週行われる韓米両軍による対潜水艦軍事演習がメディアで大きく取り上げられている。だが、どこで実施されるか、その正確な場所についてだけは、言及されていないようだ。
- Associated Press
- 韓国・ソウルの米国大使館近くで行われた韓米合同軍事演習反対集会で、米国旗の上に座る韓国人の子ども
これは、何も両国がそれを隠そうとしているからではない。演習が行われる予定の海域は、韓国と米国では呼び名が異なるためだ。
米国防総省のジェフ・モレル報道官は2週間前、米ワシントンで行われた定例記者会見で、演習は主に「日本海」で実施されると発表し、韓国メディアから厳しい批判を受けることとなった。
韓国では、韓国と日本の間に位置する海域は「東海」と呼んでいる(韓国と中国の間の海域は「西海」と呼んでいるが、これを中国やその他の国が「黄海」と呼んでいることについては、それほど批判は起こっていない)。
これは、本紙をはじめとする国際的なニュースメディアにとっては、おなじみの論争だ。われわれは、どちらの呼称を使用したかによって韓国と日本から絶えず批判を受けている。
韓米両国の国防長官が21日に演習開始を共同発表した際は、「(朝鮮)半島東側の海域」という表現が使用された。
4日間の演習初日にあたる25日時点では、演習の一部が黄海で実施されるか否かについては何も言及されていなかった。これは、中国外交当局が公に予防措置を講じている公算が大きい。
黄海上で演習が行われる場合、「(朝鮮)半島西側の海域」という表現が使用されるかどうか注目してみてほしい。
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