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アフガン:誤爆で市民52人死亡 駐留部隊のロケット弾?

 アフガニスタン大統領府は26日、南部ヘルマンド州サンギン地区で23日にロケット弾が民家に着弾、最大で民間人52人が死亡したとして、「最も強い表現で非難する」との声明を発表した。同国情報機関の報告では、ロケット弾は駐留外国部隊が発射したという。

 州知事によると、ロケット弾は外国部隊と武装勢力の戦闘の間に発射されたとみられる。カルザイ大統領は26日、ロケット弾がどちらから発射されたのかや、正確な死者数について、州政府に調査を命じた。

 アフガン駐留米軍のペトレアス司令官は今月4日の就任後、民間人の巻き添えを減らす姿勢を強調したばかり。調査結果次第では、外国部隊に対するアフガン国民の反感がいっそう強まる可能性がある。ロイター通信によると、国際治安支援部隊(ISAF)も調査隊を派遣した。

 大統領府報道官は26日の記者会見で、民間のウェブサイト「ウィキリークス」に、米軍などの軍事作戦や情報活動に関する機密とされる文書が公開されたことについて「調査し、結果を公表する」と述べた。文書の情報の確度は不明だが、外国部隊の攻撃による民間人の犠牲に関する内容も含まれている。

 一方、南部カンダハル近郊のダマン地区で26日、路線バスが横転、地元警察当局者によると、22人が死亡、26人が負傷した。(共同)

毎日新聞 2010年7月27日 1時22分

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