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【口蹄疫】移動制限を完全解除 初動の遅れ、国と県の対立…3カ月で大きな犠牲 (3/3ページ)
民間種牛も県にとって必要ならば、感染が広がる前に保護することもできたはずだが、東国原(ひがしこくばる)英夫知事は「県の種牛の避難に手いっぱいだった」と釈明した。激しく対立した山田正彦農水相と東国原知事。本来協力して防疫に当たるべき国と県の対立は、民間種牛が殺処分された後も互いのブログ上でくすぶり、所有者も不満を示すなど多くのしこりを残した。
10年前に宮崎県とともに92年ぶりの口蹄疫を経験した北海道の担当者は「防疫に感情の入る余地はない。例外は極力避け、淡々と冷徹にやることが求められている」としている。