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興毅、KOで再出発!目標の3階級制覇へ収穫あり

 興毅がアクシデントを乗り越え、4カ月ぶりの再起戦をKO勝利で飾った。対戦相手のサントスが減量に失敗し、急きょリミット53・9キロの契約体重で行われた一戦。威力を発揮したのは進化したボディーブローだ。2回、体の内側から放つ左でサントスのみぞおちを打ち抜くと、一瞬間を置いて相手がヒザをつきダウン。「内側からのパンチにこだわって練習してきた。狙い通りだった」。4回には接近戦から突き上げるような左右のボディーアッパーをまとめ10カウントを聞かせた。

 プロ初黒星を喫した3月のポンサクレック(タイ)戦では距離をとり、カウンター狙いに徹した。「ああいうのはやっぱり好きじゃない。もっと接近戦を磨かんと」。体格が一回り大きな相手と打ち合ったことが、目標の3階級制覇に向けて収穫となる。

[ 2010年7月26日付 ]

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