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埼玉秩父山中で救助ヘリが墜落、5人が死亡

沢に墜落した埼玉県の防災ヘリコプター「あらかわ1」と、負傷者らの救出に当たる救助隊員
沢に墜落した埼玉県の防災ヘリコプター「あらかわ1」と、負傷者らの救出に当たる救助隊員
Photo By AP=共同

 25日午前11時10分ごろ、埼玉県秩父市大滝の山中で、山岳遭難者を救助中の県防災ヘリコプター「あらかわ1」が墜落した。乗っていた機長松本章さん(54)、副操縦士西川真一さん(32)、県防災航空隊員の中込良昌さん(42)と戸張憲一さん(32)、秩父消防本部隊員大沢敦さん(33)の5人が死亡した。

 ヘリは県が本田航空(同県川島町)に運航を委託。沢登り中に滝つぼに落ちた女性(55)を救助するため上空でホバリングし、ロープで消防隊員ら2人を地上に降ろした後に墜落した。2人にケガはなかった。女性は25日夜、死亡が確認された。墜落場所は山梨県境に近い国道140号雁坂トンネルの南3〜4キロで、山が深く急峻(きゅうしゅん)な沢付近。

 機長の松本さんは勤続20年以上のベテランで、総飛行時間は5254時間。防災ヘリの機長としても14年の経験があった。

 ヘリは2006年5月に配備されたフランス・ユーロコプター社のAS365。主回転翼部分を含め全長約14メートル、座席数13、最大速度は時速約290キロ。県によると、配備以降の飛行時間は1273時間で、今月12〜14日に100時間ごとの点検が行われたが、異常は見つからなかった。

 熊谷地方気象台によると、事故当時の秩父市周辺は大雨や雷などの注意報が出ていたが、目立った雨や風は観測されていなかった。

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