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興毅 進化のボディーブローで再起戦KO勝ち

2R、亀田興毅(右)はサントスからダウンを奪ってガッツポーズ
2R、亀田興毅(右)はサントスからダウンを奪ってガッツポーズ
Photo By スポニチ

 プロボクシング53・9キロ契約10回戦は15日、大阪府立体育館第1競技場で行われ、前WBC世界フライ級王者の亀田興毅(23=亀田)が、アクシデントを乗り越え、セシリオ・サントス(31=メキシコ)との4カ月ぶりの再起戦を4回49秒KO勝利で飾った。

 対戦相手のサントスが減量に失敗し、急きょリミット53・9キロの契約体重で行われた一戦。威力を発揮したのは進化したボディーブローだった。2回、コンパクトな左フックでサントスのみぞおちを打ち抜くと、約2秒の間を置いて相手がひざをつきダウン。「(体の幅の)内側からの(コンパクトな)パンチにこだわって練習してきた。狙い通りだった」。4回には接近戦から突き上げるような左右のボディーアッパーをまとめ10カウントを聞かせた。

 プロ初黒星を喫した3月のポンサクレック(タイ)戦では距離を取り、カウンター狙いに徹した。「ああいうのはやっぱり好きじゃない。もっと接近戦を磨かんと」。体格が一回り大きな相手と打ち合ったことが、目標の3階級制覇に向けて収穫となりそうだ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年07月26日 ]

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