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西淀川虐待「あざだらけ 顔撮影」内縁夫の公判に共犯の母親出廷

 大阪市西淀川区で昨年4月、松本聖香さん=当時(9)=を虐待し衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪に問われた母親の内縁の夫、小林康浩被告(40)の裁判員裁判の第2回公判が26日、大阪地裁(樋口裕晃裁判長)であった。聖香さんの母親、松本美奈被告(35)が証人として出廷し、虐待の状況を詳細に証言した。

 松本被告は共犯として両罪に問われ、21日の大阪地裁判決は虐待の共謀を認定し、懲役8年6月の実刑判決を言い渡している。

 松本被告はこの日、黒色のスーツ姿で入廷。小林被告による虐待について、時折すすり泣きながら「聖香の頭をまな板でたたき、まな板が割れたことがあった」「殴られてあざだらけの顔で寝ているところを『殺された人みたい』と言って写真を撮っていた」などと証言した。

 起訴状によると、両被告は共謀し、殴打や十分な食事を与えない虐待で衰弱した聖香さんをベランダに寝かせ、昨年4月5日午後、衰弱死させ、6日夜、遺体を奈良市の共同墓地に埋めて遺棄したとされる。

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