定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

「発達障害者は発達する」をマンガにしました

2010-07-26 13:10:03 | 日記
「発達障害は治りますか?」初版が出てから、起こったこと。

それをマンガにしてみました。

画伯に週末作業していただき
つい先ほど神田橋先生のご許可が出たので、アップします。

はがきでも作ろうかな。

「先生の本を読んでよくなったと喜ぶ親御さんに対してもバッシングがあるんですよ」という私のご報告に対し、神田橋先生はたった一言でバッシングの仕組みを教えてくださいました。

内容はもちろん秘密。

ただ私的には大納得の一言でした。
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使い分け

2010-07-25 07:00:14 | 日記
年に三冊でも、数年本を出していると
それなりにバラエティが出てくる。

そろそろ使い分けを考えるようになった。

たとえば6月に呼ばれた京都府・南丹市での講演会。
ここではニキさんから話を引っ張り出すことに専念した。
事前の主催者様とのやり取りから
「This is ニキ・リンコ」という内容がいいだろうなと思ったからだ。
ニキさんも張り切ってしゃべってくれた。
書籍販売もニキさんの本しか持っていかなかった。

先日の茨城の講演では、事前に主催者様と打ち合わせをして内容を詰めた。
ここからの最初のオファーは「保護者でも支援者でもない立場で話をしてほしい」
(これって実はセンスのいいオファーだ)

前もってレジュメを提出し、検討していただき
「治りますか?」系の話を入れたほうがいいかどうかお尋ねしてみた。
入れてほしい、とのことだったので、当日藤家さんの話をして
「治るか治らないかは『自閉っ子的心身安定生活!』を読んでから決めてください」
とお話した。
神田橋先生は「発達障害は治りますか?」のあとがきで藤家さんを「エビデンスの証人」と形容されている。

先週は障害のある方の就労に詳しい方に会いに行った。
持っていったのは「ぼく、アスペルガーかもしれない。」だ。
「毎日学校に行くのは小学生のお仕事です」
こう育てられている大地君の話をした。
就労の現場を知っている方から見ると、しごくまっとう、正しい育て方だということだった。
そらそうだよね。

年に三冊でもバラエティは広がっていくのだが
このまま私が長々と夏休みを取ったら
今年は果たして何冊出るのでしょうね?
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三刷り決定しました!

2010-07-23 09:28:55 | 日記

「発達障害は治りますか?」
三刷り、昨日決定いたしました。
皆様に感謝いたします。

書評に出ても動かない本はありますが
この本は書評がプラスに働いたようです。

三ヶ月で三刷り。
三冊作ったのも同然だ! と言ったら
「違う違う」と突っ込まれましたが。

ともかく私は三刷り分、ゆっくり夏休みを楽しみます。

書評が朝日新聞のHPにアップされていました。

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あ、こんなところに私がいる!

2010-07-22 07:30:50 | 日記

http://www.fvp.co.jp/business/entrepreneur/intro/

ちょっと違うような気もしますが、まあいいか。

まあ、ここに載っている私以外のメンバーはすごい方たちですよ。

障害のある方の職場作り(あるいは「儲ける」場作り)をしている人たちって
実はいっぱいいらっしゃるんです。

「なんとか働く場を与えたい」
FVPさんはそういう人たちをお手伝いする会社です。

そして、工賃を少しでもアップして
障害のある方たちの生活を豊かにしようとしている会社です。

「遊ぶ金ほしさ」の悪事はよくないです。
でも「遊ぶ金ほしさ」の労働は尊いです。いいことです。

 

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満員御礼のワケ

2010-07-20 08:18:14 | 日記
さてさて、連休の真ん中の日曜日、茨城県古河市に講演に出かけました。
お話をいただいたのは今年二月。
啓発運動不毛の地なのでぜひ講演会を開いてみたい。
でも初めてのことで集客に自信がない。
そういうご相談から始まりました。

ならばリスクを抑えた形でやりましょう、ということで
遠くからニキさんや藤家さんを費用をかけて呼ぶことはせずに
スイカで行ける範囲に住んでいる私が一人で行くことにしました。

主体となって最初に動いたのはお母様方です。
ところがそれから、地域の病院のリハビリ部のOTさんやPTさんがスタッフに加わり
行政にも働きかけ
最初思っていたよりずっと本格的な講演会へと成長を遂げていたのでした。

というわけで、出かけた私はびっくりです。
自治体のえらい方の来賓挨拶もあったし、取材カメラもあったし。
第一大ホールがぎっしりなのです。

とくに印象に残ったのは
連休とはいえ父親らしき男性たちの姿です。
聞けばこの地は、核家族ではない家庭も多く
親戚が固まって住んでいることも多く、お子さんの預かりっこも盛んで
一人の自閉っ子に多くの親族がかかわることが多いのだそうです。

そこで家族ぐるみの理解を進めるために、主催者様がとった方法が思い切っています。
「受講料1000円。家族四人まで同料金!」
これが功を奏したのか、パパママ、ジジババ、ときにはおじさんおばさんまでやってきたということなのでした。

頭イイ!
っていうかこの手って、同じような事情のよその地域でも使えるのではないでしょうか?

あとでスタッフの方に伺ったのですが
本当に「目からウロコでした。これからはやたらと叱らないようにします」との感想を残して帰られたおばあさまなどがいらしたらしいです。
主催者の方の工夫が、見事に実ったといえましょう。

今回は、ただ講演をして帰るのではなく
早めにいってランチをご一緒し
講演をして
帰りには懇親会、と現地の方と交流する機会がたくさんありました。
そこで私も色々勉強させていただきました。
何回かにわけて、またこのブログでも触れていければなと思います。

写真は読者の方にいただいた古河市の桃まつり限定桃むすめキティちゃんです。
このブログを見てくださっている方が多いので
最近キティちゃんをよくいただきます。

さて、この講演が終わったので
私も夏休みに入ります。
もちろんぱたっと仕事を止めることは難しいですし、人と会う予定等は入れていますが
今年は五年ぶりに、ちょっとゆったりめに夏休みを取ります。

皆さんも楽しい夏休みを!
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