最近心痛いことが多いです。
デジタル化が進み、気軽に手に入るようになったデジタル一眼レフ。
今まで写真に興味のなかった方も気軽に楽しめるようになりました。
とてもいいことだと思います。
しかし、最近、カメラマンのモラルが崩壊しつつあると感じています。
鉄道カメラマンの話は最近良くニュースになります。
無断で線路内に入って車両を撮影する、といったものです。
ポートレートを撮っているカメラマンからみれば他人事のようですが、被写体は違えど同じ過ちを犯してしまっているカメラマンが最近沢山見受けられるようになりました。
WEB上でも明らかに線路に降りて撮影していたり黄色いラインの内側にモデルをたたせ撮影した画像がでています。
撮影禁止場所での撮影。
周りの人たちに迷惑をかける撮影。
肖像権を無視し一般の方を含んだ撮影。
一般常識としてNGだと思います。
このままではカメラマンは世間からただの迷惑者になってしまいます。
ロケ地で「旅の恥はかき捨て」なんてことをすると次に来たモラルのある撮影者まで迷惑者として扱われます。
自分自身セミナーを開催するにあたって、最大限気をつけてきたつもりです。
撮影場所の許可、周りの人への配慮。
どんなに気をつけていても冷たい視線を感じる事があります。
やっていることは同じです。
でも心がけが大切かと・・・。
このままでは撮影出来る場所がどんどん減っていきそうです。
実際、ここ数年で撮影できなくなったり許可が取れなくなった場所も多くあります。
自分たちの撮影環境は自分たちで守る。
そういった気持ちで今後も作品撮り、セミナーの運営をしていきたいと思います。
TAMA DIGITAL PHOTO SERVICE
玉置元晴