旧広島市民球場(中区)跡地整備について、秋葉忠利市長は26日の記者会見で、「さよならイベント」を10月をめどに開いた後、早急に解体に着手する考えを示した。イベントでは、ベースなどの備品の公開オークションを企画する。
秋葉市長は「10月ごろにイベントやインターネットでオークションをする。その後、速やかに解体に着手する」と説明。緑地広場を中心にした跡地整備は、計画通り2013年春に完成させる考えを強調した。
市はベンチやホームベース、客席をオークションに出品することを検討している。一方で、市が保存・展示することが適当と判断した貴重な備品は、9月1日の球場閉鎖後に市公文書館に移す。
ヒロシマ五輪をめぐっては、市は9月をめどに財政計画などを盛り込んだ基本計画を示す予定でいる。
【写真説明】旧市民球場跡地整備のスケジュールを説明する秋葉市長
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